1980年代、オーストリア製のローデンコートになります。
オーストリアを代表する老舗ミル「MOESSMER（モエスマー）」社のローデンウールを贅沢に使用した、1980年代頃のヴィンテージ・ローデンコートです。
ローデンコートといえばチロル地方の伝統衣装にルーツを持ち、森林での狩猟や山間部の厳しい気候に耐えうる実用性と、気品ある佇まいを兼ね備えたアウターとして知られています。本品はそのスタンダードなスタイルを踏襲した一着で、クラシックな雰囲気と確かな品質を求める方に最適です。
クラシックなローデンコートらしい端正な襟形状。
猟銃を撃ちやすいように作られたフローティングショルダーは特徴的な袖付けです。
デザインは伝統的なシューティングコート型。フロントにはクラシカルな印象のレザーのくるみボタンを使用し、上品なローデンコートの魅力をさらに引き立てています。
斜めに配置されたハンドウォーマーポケットは手を入れやすく、実用性に優れたディテールです。
袖口にはタブ＆ボタンの実用的なディテールになっています。
使用されているローデンウールは、ウール80％／アルパカ20％の混紡。モエスマーならではの高密度に織り上げた生地は、触れた瞬間にわかる“しっとりとした厚み”と“深みのある色の奥行き”が特徴です。
さらにアルパカ特有の保温性と軽さが、真冬の防寒性を一段と高めながらも着心地の負担を軽減してくれます。ローデンらしい防風性・耐久性はしっかりと備えつつ、ヴィンテージ生地ならではの風合いの良さが際立つ魅力的な素材です。
ゆったりとした肩周りや袖付けは、重ね着を想定した構造になっており、厚手のニットやジャケットの上からでもストレスなく羽織れる懐の深さがあります。
背面にはローデンコートらしい深めのインバーテッドプリーツが入り、可動域を確保しつつ後ろ姿に品のある立体感を生んでいます。
裏地は滑らかで着脱しやすく、重厚なローデン生地とのバランスを取りながら、着心地を快適に保つ仕立てになっています。
全体として、モエスマーの生地が持つ重厚さと柔らかさ、ローデンコート本来の伝統的な造り、そして1980年代ヴィンテージらしい佇まいが絶妙に融合した一着です。
タウンユースではもちろん、少しドレッシーなスタイルにも自然と馴染み、コート一枚でコーディネートを上品にまとめてくれます。
長く愛用することで一層深まるローデン生地の風合いも楽しめ、世代を超えて受け継ぐことのできる普遍的な魅力を備えています。
上質な素材使いと古き良きクラシックのデザインを求める方に、ぜひおすすめしたいローデンコートです。
こちらがタグになります。
着用イメージ
身長 171㎝
体重 58kg
お探しの方いらっしゃいましたら、この機会に是非いかがでしょうか。
商品詳細
【1980's オーストリア製 ローデンコートMoessmer】
●素材
ローデンウール(ウール/アルパカ)
●表記サイズ
無し（実寸サイズを参考にするとM相当）
●実寸サイズ（多少の誤差はご了承下さい）
着丈 約113㎝（襟の付け根から裾までの直線）
身幅 約59㎝（脇下の直線）
肩幅 約49㎝（肩先から肩先までの直線）
袖丈 約65㎝（袖の付け根から袖の端までの直線）
●状態
状態はUSEDですので程よい使用感はありますが大きなダメージ等はなく綺麗な状態です。
年に４回直接買い付けに行っています。