1900~20年代頃、東欧製のインディゴコットン スモックになります。
中東欧(ルーマニア・ハンガリー周辺)の芸術的な民族衣装の意匠とビオードのディテールが融合した、極めて珍しいアンティーク・スモックです。
芸術的なハンドエブロイダリー(手刺繍)と雰囲気良くフェードしたインディゴが非常に魅力的です。
首元はざっくりとしたボートネック仕様。首元には手縫いのギャザーが多く入っています。インナーとのレイヤードも楽しめます。
肩に垂直に走る幾何学的な植物モチーフの刺繍や、襟ぐりの赤いステッチは、中東欧のフォークロア文化を強く感じさせます。これは当時、地域の境界を越えて移動した職人や交易によって生まれた「文化の交差点」を象徴する、非常に資料的価値の高いデザインです。
また、汚れ防止用のオーバーコートの様な設計されているため、身幅はたっぷりとしたシルエット。肩を落としてラフに着ることで、現代的なリラックススタイルにも自然と馴染みます。動きやすさと空気を含むようなフォルムは、このアイテムならではの魅力です。
袖口には、身頃同様に気の遠くなるような密度のマイクロギャザーが寄せられ、その上から白と赤の糸で波状のチェーンステッチ(波紋刺繍)が施されています。これは、生地のボリュームを抑えつつ伸縮性を持たせる「スモッキング刺繍」の技法であり、当時の職人の高い技術水準を示しています。
袖口を留める小さなボタンは、当時のオリジナルと思わしき貴重なパーツです。その丸みを帯びた形状と光沢は、インディゴリネンの無骨な質感に対し、繊細でエレガントなアクセントを添えています。
脇下には、当時の衣服の特徴である「三角マチ(ガゼット)」が丁寧に嵌め込まれています。これは平面的な裁断が主流だった時代に、腕の可動域を広げ、大きな動作を妨げないように設計された、先人の知恵が詰まったヴィンテージならではのディテールです。
ビオードスモックと東欧のフォークロアスモックがミックスされた非常に珍しい希少なアイテムです。ユーロヴィンテージの中でも特に個性が際立つカテゴリー。
手仕事によるギャザーやステッチは、100年以上前の製作者が込めた「衣服を長持ちさせ、美しく装う」という想いやこだわりが時を超えて伝わってくる感じがします。
単なる「古い作業着」という枠を超え、ヨーロッパの文化交流の歴史を物語る「テキスタイル・アート」としての価値を持つ一着です。
着用イメージ
身長 171cm
体重 58kg
お探しの方はいらっしゃいましたら、機会に是非いかがでしょうか。
商品詳細
【1900~20's 東欧製 インディゴコットン スモック】
●素材 コットン
●表記サイズ
無し (実寸サイズを参考にL相当)
●実寸サイズ(多少の誤差はご了承下さい)
着丈 約70㎝(襟の付け根から裾までの直線)
身幅 約83㎝(脇下の直線)
肩幅 約59㎝(肩先から肩先までの直線)
袖丈 約52㎝(袖の付け根から袖の端までの直線)
●状態
状態はUSEDですので程よい使用感やフェード感、多少のステッチのほつれはありますが比較的に綺麗な状態です。
※ダメージに理解のあるBORO好きの方や珍しいヴィンテージ、アンティークアイテム好きの方にお勧めです。
年に4回直接買い付けに行っています。