1950年代、ドイツ製のワークトラウザーズになります。
こちらはドイツのArth. Walter Horn(アーサー・ヴァルター・ホルン)によって製造されたワークトラウザーズ。
フラッシャーには「Arbeitshose für Männer, aus Pilot」と記載されており、男性用のワークパンツとして作られたこと、そして“Pilot”と呼ばれる生地が使用されていたことが確認できます。
メーカーのArth. Walter Hornは、ドイツ・ザクセン地方のBretnigを拠点に、機械織物や職業用衣料の製造を行っていたメーカーとして記録が残っています。1930年代にはすでに「Mechanische Weberei, Berufskleider-Konfektion(機械織り・職業衣料製造)」を手掛けていたことも確認できます。
フラッシャーが残ったDEAD STOCKという点も、この個体の大きな魅力。
長い年月を経たヴィンテージでありながら、未使用の状態で保管されていたため、当時の生地感やディテールを非常に良い状態で楽しむことができます。
カラーはブラック。
新品時の黒々とした色合いには、現代のブラックパンツにはない独特の存在感があります。
しかし、このパンツの本当の魅力は、これから穿き込んでいくことで生まれる経年変化。
着用と洗濯を繰り返すことで徐々に黒が褪色し、縫い目やポケット周り、膝、ヒップなどに自然なアタリが現れてくることで、少しずつグレーがかった表情へと変化していきます。
新品の状態から自分自身で時間を刻み、ヴィンテージならではの雰囲気を育てていける一本です。
シルエットはハイウエスト。
腰位置が高く、股上もしっかりと取られているため、ウエスト周りにはゆとりがあり、リラックスした穿き心地です。
ウエストにはベルトループに加えて、サスペンダー用のボタンも設けられています。
ベルトで穿くことはもちろん、サスペンダーを使用してクラシックなワークスタイルを楽しむこともできます。
こうしたベルトとサスペンダーの両方に対応した仕様も、現代のパンツにはあまり見られないヴィンテージならではのディテールです。
フロント右側にはコインポケットを思わせる小さなパッチポケットを配置。
シンプルなデザインの中にこうした小さな収納を加えることで、ワークウェアとしての実用性を高めています。
サイドポケットはやや大きめの作り。
ワークウェアらしく、手を入れやすく収納力も確保された実用的なデザインです。
そして何より特筆すべきなのが、サイドポケット脇に当時のフラッシャーがそのまま残っていること。
フラッシャーにはメーカー名である「Arth. Walter Horn」、製品名「Arbeitshose」、生地を示す「aus Pilot」、品番「1006/35」、商品番号「64412300」、サイズ「48」などが記載されています。
単なる紙タグではなく、当時このパンツがどのような製品として流通していたのかを知ることができる、非常に資料性の高いディテールです。
シルエットは程よくテーパードが効いています。
腰回りにはゆとりを持たせながら、裾に向かって自然に細くなるため、ワークパンツ特有の無骨さを残しながらも非常に穿きやすく、現代のスタイリングにも取り入れやすいバランス。
特にハイウエストとテーパードシルエットの組み合わせによって、太すぎない綺麗なラインが生まれています。
短丈のジャケットやワークジャケット、ミリタリージャケットなどと合わせると、クラシックなヴィンテージスタイルを楽しめるのはもちろん、スニーカーやレザーシューズと合わせて現代的に穿いていただくのもおすすめです。
背面には右側にヒップポケットを配置。
さらにその脇にはツールポケットが設けられています。
工具などを収納するためのポケットで、実際の作業を想定して設計されたワークウェアならではのディテールです。
さらに腰の両サイドにはアジャスターを装備。
ベルトに頼らずウエストを調整できる実用的なディテールで、左右のアジャスターを締めることで最大約6cm程度ウエストを絞ることができます。
サイズ調整という実用性だけでなく、クラシックなワークトラウザーズらしい雰囲気を強く感じさせるポイントです。
フロントはボタンフライ仕様。
金属ジップが一般的になる以前のワークパンツらしいクラシックなディテールで、フロント部分の存在感も非常に良いものとなっています。
ブルーやブラウン系のワークパンツとは違い、ブラックはより無骨でモードな雰囲気を持ち合わせています。
デニムジャケットやミリタリージャケットなどのカジュアルなアイテムとも相性が良く、テーラードジャケットやレザーシューズなど、ドレス寄りのアイテムと合わせてもバランス良くまとまります。
何より、DEAD STOCKの状態から自分自身で育てていけるという点が、このパンツの最大の魅力。
穿き始めは硬くハリのある生地ですが、着用を重ねることで少しずつ柔らかくなり、身体に馴染んでいきます。
ブラックの色味も徐々に変化し、膝やヒップ、ポケット周辺、縫製部分などにアタリが現れることで、時間とともにヴィンテージらしい表情へと変化していきます。
完成されたヴィンテージを楽しむのではなく、これから自分自身でヴィンテージを作っていくことができる一本。
ドイツのワークウェアらしい質実剛健な作りに加え、ハイウエスト、サスペンダーボタン、ウエストアジャスター、ツールポケット、ボタンフライ、そして当時のフラッシャーまで残る非常に魅力的な個体です。
無骨で男らしいワークウェアとしての魅力を持ちながら、程よくテーパードしたシルエットによって現代のファッションにも取り入れやすい一本。
ドイツの古いワークウェアが持つ、道具としての美しさと経年変化の楽しみを存分に味わっていただける、非常に雰囲気のあるDEAD STOCKです。
こちらがタグになります。
着用イメージ
身長 171㎝
体重 58kg
お探しの方いらっしゃいましたら、この機会に是非いかがでしょうか。
商品詳細
【1950's ドイツ製 ワークトラウザーズ DEAD STOCK】
●素材 コットン
●表記サイズ 48 (実寸サイズを参考に33~35インチ相当)
●実寸サイズ(多少の誤差はご了承下さい)
ウエスト 約84~90㎝
股上 約33㎝
股下 約75㎝
裾幅 約23㎝
●状態
状態はワンウォッシュ済みのDEAD STOCKですので綺麗な状態です。
年に4回直接買い付けに行っています。